子育てコラム
どうして食べてくれないの?偏食のお悩み
毎日の食事作りは本当に大変です。家事の中でも時間を長く費やす家事TOP3のひとつだと思います。
そんな労力をかけて作っていることなどつゆ知らず、子どもは簡単に残そうとしますよね。もう作るのやめたいと何度思ったことでしょう…。
・決まったものしか食べない
・食事の量が増えない
・食事に集中せず遊び始める
こんなお悩みはほとんどのご家庭で経験されていると思います。
小さな成功体験を積み重ねる
一瞬で解決するような方法はありませんが、根気よく取り組めば必ず子どもは変わります!
まずは毎回の食事量をその子にとっての適量の半分程度にしてみます。お皿にたくさん盛り付けられているよりも、見た目から少ない方が最初の完食までのハードルが下がります。「全部食べてお皿がピカピカになった!」という感覚をお子さんに持ってもらうことを大切にしましょう。残してしまうより、少ない量でも全部食べて褒められるという経験を重ねていくことが重要です。
メニューとしては、最初はその子の食べられるもの中心で、一つだけほんの少しの量のチャレンジ食材を入れてみます。たとえばハンバーグに入れたりお味噌汁に入れてみたり。そして、少しずつ食材が際立つメニューに変えていきましょう。もちろん凝ったもの、手作りのものにこだわる必要はありません。
もし、途中で遊び始めてしまうようだったら「食べないのならごちそうさまだね」と言ってお皿を下げてしまいます。言って聞かせてもまだ理解が難しい小さな子どもも、何度かこれを繰り返すうちに席を立ったら下げられてしまうと体感して理解します。
適度な飢餓状態をつくることが大切
そこで重要なのが代わりに間食を与えることは一切しない!
これが親にとっては想像以上に困難なことなのです。ただでさえあまり食べない子なのに、このままもっと食べなかったらどうしよう、お腹が空いてかわいそう、など葛藤があるかと思います。
ですがここをぐっと我慢!一食くらい抜いたって全然大丈夫!
最初の「お皿に盛る量を少なめにする」のも、「遊んだらお皿を下げてしまう」のも、適度な飢餓状態を作るためのプロセスなのです。
駄々をこねれば好きなお菓子が出てくる状況では、この適度な飢餓状態は絶対に作れません。
「もうちょっと食べたかったなぁ」
「お腹空いたなぁ」
こんな気持ちが次の食事への意欲に繋がります。
さじ加減を考えながら、褒めて工夫して挑戦させて…の繰り返し。
褒められれば挑戦できる
経験すれば味覚が変わる
達成感を味わえば意欲が生まれる
子育ては本当に大変な根気のいることばかりです。だから到底1人ではできない大仕事なのだと自覚して、頼れる人、場所、物はなんでも頼ってチームで育てていけると良いですね!
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