子育てコラム
うちの子、言葉遅いのかな?(2)絵本のちから
今回は前回に引き続き「発語」をテーマに、年齢に合った絵本をご紹介していきます!
発語を促したい年齢のお子さまには
絵本は発語を促すことにもとても大きな力を発揮してくれます。
日常会話の中では、大人も案外同じような単語だけを使って生活していますので、子どもへの語りかけもワンパターンになりがちです。
しかし、絵本の世界は違います。普段の生活では使わないような言葉やフレーズも、子どもの発語へのステップとしてとても重要です。
まずは繰り返しの言葉を楽しめるような絵本にたくさん触れていきましょう。
内容は薄くても良いので、音の響きや語呂の楽しさを味わい、読んでくれる人との温かいコミュニケーションの時間となれば最高です。
<絵本の例>
「いないいないばあ」
「だるまさんが」
「とりかえっこ」
「おべんとうバス」
「おおきなかぶ」など
ストーリー性を楽しめる年齢のお子さまには
状況を読んだり意図を察したりする力というのは、実際にいろいろな状況を体験してこそ育ちます。ですがそんなにたくさんの実体験を重ねることはなかなか難しいものです。
そこで絵本のちからを借ります。
絵本をじっくり読んでもらい、そのストーリーを楽しみます。物語の中に自分を置いて楽しむことはその世界の疑似体験となり、登場人物の気持ちに心を寄せることは、様々な情緒の育ちやコミュニケーション能力を養います。
少しずつ内容が簡単なものから複雑なものへとステップアップしていき、その子の成長に応じた絵本を選んでいきましょう。
<絵本の例>
「どうぞのいす」
「せんろはつづく」
「うさぎとかめ」
「ももたろう」
「かいじゅうたちのいるところ」
「ともだちほしいなおおかみくん」など
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