子育てコラム
うちの子、言葉遅いのかな?(1)発語に必要な「理解」の話
そろそろ「ママ」や「パパ」くらいは言う頃じゃないのかな。
他の子はもうそんなにおしゃべりするの?!と不安になっていませんか?
まずは「理解」することから
言葉を発するためにはまず物の名称を理解する必要があります。
複数の物を見せて「ネコはどっち?」「りんごはどれ?」と聞いた時に指差したり選び取ったりできるかどうかが理解しているかどうかの判断になります。
名称と実際の物が結びついて一つの理解となるのですね。
では、理解できたらすぐ言葉として発することができるかというとそうではありません。
理解のためにはインプットが大事
理解と発語は10:1程度。
単純に考えると10理解してようやく1つの単語が出てくる割合になります。ですからまずはたくさんいろんな言葉に触れてインプットします。
生活の中でもお散歩中でも、どんな時でも構いません。
「スプーンで食べようね」
「お花が咲いてるねー」
「大きなワンワンがいるよ」
できればどれのことを言っているのか伝わりやすいように、子どもが見ている物を一緒に見る感覚で語りかけましょう。
温かい言葉のシャワーをたくさん浴びれるよう日々を過ごせると良いですね。
インプットの期間は人それぞれ
インプットの期間を長くとるお子さんもいます。根が育つのは時間がかかるものです。
花が咲くまでの時間も人それぞれ。
言葉の表現だけにとらわれず、その子の発する仕草や表情、ちょっとしたサインから、どんなことを感じているのか汲み取る楽しさを味わいながらゆっくり待ちましょう♪
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